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コンデンサマイクの導入について
AKGのC214というコンデンサマイクを購入し、今回はじめて使ってみた。とりあえずはマイクプリの設定を詰めていないこともあり、今回の録音は、マイクの音というよりは、マイクプリの音といった感が強い印象。マイクプリも、もうひとつ上のランクのものを買ったほうが良いと思うも、マイクだけでもあまり安くはない買い物だったので、また今度ということに。
マイクプリの設定の都合もあり、現状、今回の録音では、高域がかなり削れていて、いくらか音が痩せた感じになっているけれども、マイクを換えた効果として、音の構成の解像度が上がったというか、打鍵の強さの差分が音量でなく、音で、高い解像度により再現されているのは、これまでの録音にないもので、著しく改善された。これによって自分が何を弾いていたかよくわかるし、やはりこういう、音の構造が明確になるということが、録音としては大事なことなのだろうと思う。
今回は、ピアノの蓋をあけて、オンマイクで録ったもので、ピアノの蓋を閉めた状態で、オフマイクで録ったらどのような感じなるか、マイクのポジション、またマイクプリの設定など、さらには、それらさまざまな録音条件に対する、DAWでのEQ等エフェクトの調整など、試行錯誤する要素が、少なくない現状ゆえ、時間のあるときに、いろいろ変えてみるといったことが、しばらく続くことになりそう。
いまはC214ひとつでの録音で、いずれは同じマイクをもう一つ買って、セットで使うのが望ましい。七年以上ピアノの即興を続けて、演奏の内容も変化してきたこともあり、かねてからリニアPCMレコーダーのスペックに限界を感じていた中での、コンデンサマイクの導入で、他の機材との兼ね合いや、現状シングルでの使用ということもあり、いますぐ劇的に音が良くなるというわけでもないけれども、これは少しずつ改善していければよいと思う。
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